8月28日に、県立高等学校学校司書研究会が長野県庁でありました。講師は、中央大学職員・都留文科大学非常勤講師の梅澤貴典氏で、テーマは「ネットと生成AIの時代に、なぜ読書?なぜ図書館???」でした。
皆さんの中には、「ネットで手軽に何でも分かる時代になぜ図書館なの?」と思う人もいるでしょう。しかし、ネットで得た情報は本当に正しいものなのでしょうか。ネット情報は、自分の考えに近い情報ばかりが集まってしまいがちです。世代関係なく、確かな情報で課題を解決する力が必要です。「この情報源は信頼できる!」という情報源を皆さんに伝えることができるよう、日々研鑽を積んでいきたいと思います。
講演会終了後、ご本人執筆の本にサインをいただきました。サイン本掲載については、ご本人の許可を得ています。

3年4年論理国語の授業では、「身近な戦争を知ろう」というテーマで、松代大本営または満蒙開拓についてのレポートを書く授業が図書館でありました。

資料不足分は、他高校図書館や近隣の公共図書館から借用しました。本で調べて、さらにはインターネットを使って情報を補強するといった、本とネットとの併用で調べ学習が行われました。
スライドに満州の国旗を載せようとしていた生徒がどのサイトの画像を使おうか悩んでいました。そこで、検索キーワードに、ドメイン名もいれると絞りこむことができるよ、とアドバイスをしました。「京都大学貴重資料デジタルアーカイブ」にたどり着くことができました。

学校司書は、教員と連携しながら生徒一人一人の状況に応じた課題解決や学習活動を支援する役割を担っています。
3日に、本校と箕輪中学校の教職員の交流会が、箕輪中学校を会場にありました。私も図書館のM先生と交流をしてきました。今年度は、今年の4月~7月末までの学年別貸出リストを事前に作成し、そのリストを元に情報交換しました。中学校で読んできた本を高校でも求められる傾向があることが分かり、中高と相互貸借ができる仕組みをつくりたいね、という話でまとまりました。有意義な時間でした。
中学校の玄関を入ったときに、気づいたのですが、ミニ図書館と書いてある棚がありました。ここでも貸出ができる工夫がされていて、本を身近に感じる空間が素敵でした。

17年目を迎える上伊那の高校生が選ぶ「読書大賞」ですが、今年のテーマは、「あなたが昨年度に読んだ本の中で一番良かった本を教えてください!」です。上伊那8校からたくさんの推薦本が寄せられ、上位から今年度候補作を事務局校(伊那北高校・伊那弥生ケ丘高校)で決定しました。
9月1日(月)~11月28日(金)までが投票期間です。投票用紙は各校の図書館にあります。今年は、「コメント賞」を設けました。ぜひコメントの記入も。高校生の皆さん、候補作品を読んで投票してください。
2年選択国語表現の授業「メディアと情報」では、図書館を使った授業が行われ、支援をしました。
最近気になるニュースをインターネットで確認したあと、確認したニュースは新聞ではどのように報道されているか、を図書館に配備されている新聞から、探して読んで記事を要約し比較し、メディアの特徴に理解を深めていました。生徒たちが、新聞を読む姿がとても新鮮でした。
学校図書館では、新聞も情報源の1つで、調べ学習探究学習において重宝しています。
(写真は、本人たちの許可を得ています)


8月1日、箕輪町小中学校の司書会に参加してきました。高校は、箕輪中学校との交流会はありますが、今回初めて、高校も町の司書会に参加することとなりました。
箕輪西小学校の図書館を会場に、canvaの使い方と体験、ボードゲーム・デジとしょ信州についての情報交換をしました。それぞれの司書の知識やスキルを共有していく機会の場であると思っているので、小中高との連携ができ、嬉しく思います。この体験を図書館運営に生かしていきたいと思います。

7月31日、上伊那地区の8校の高校の図書委員等が集まって、上伊那高等学校図書館協議会生徒研究会を伊那弥生ケ丘高校図書館&化学室にて行いました。読書大賞ポスター・候補作品の発表と、ワークショップを行いました。上伊那の高校生が選ぶ「読書大賞」は17年目の活動になります。
ワークショップは化石のレプリカをつくりました。講師は、本校の理科のT先生です。おゆまる・紙粘土・石膏と、グループごとに制作しました。写真は、紙粘土でつくった作品です。作品をつくったあと、全員で鑑賞もしました。貴重な体験ができました。


