先週、先生方や生徒たちが協力して541教室(旧視聴覚室)の整備をおこないました。最終的に事務室の方が仕上げ作業を行ってくださり、教室全体にマットを敷き詰めることができました。ついに念願がかなって、541教室が多目的室として生まれ変わりました。

あまりにも嬉しい気持ちなので、これまでの経過をまとめてみました。
視聴覚室(LL教室)改修の歩み
【令和5年度】PTA作業で視聴覚室の清掃をおこないました。PTAの皆様のご協力で、大変きれいになりました。
【令和6年度】同窓会100周年記念事業は、視聴覚室の改修工事をおこなうことに決定し、県へ申請。
【令和7年 5月13日】備え付けの机とテレビの撤去(同窓会)


【7月2日】前1/3のカーペット、エアコン設置(同窓会)


【8月5日】後ろ2/3のカーペット設置(物品は同窓会より助成)、テレビ・通級指導の道具等搬入(教職員)



【8月6日】窓枠などの清掃・準備室の整理・整頓・清掃(教職員)

【8月7日】後ろ2/3のカーペット設置(生徒・教職員)



【8月8日】後ろ2/3のカーペットの隅を埋める作業(職員)

【8月12日】遂に完成

前から見た写真(Before)

(After)

また準備室も整理・掃除をしていただき、主に通級指導の道具を保管する目的で活用できるようになりました。

今まで何度かこの話題について、このブログで触れさせていただきましたが、今回痛感したのは、大きなプロジェクトほど計画的に組織で動かなければ、うまく進まないということでした。私が「視聴覚室を通級指導や学年集会で使えるような教室にしたい」と思っていても、できるものではありません。同窓会の皆様、教職員、生徒が同じ方向を向いて進んでいかなければ、目標の実現はできないのです。さらにそれは一気に進められない場合もあります。外部、内部の方々の力もお借りしつつ、少しずつ良くしていく、時間がかかってもいいので、一歩でも前に進んでみることが大切であると改めて感じました。
県内の公立高校の多くの学校では、まだまだLL教室(視聴覚室)の活用に頭を悩ませているそうです。本校もおそらくここ20年あまり、この教室はほとんど使われないまま、ほこりがたまり、床のマットも剥がれ落ちて倉庫のような状態でした。
生徒のために整備したいと思っていても、県の財政状況もあって、新しい施設を建てることや改修することはとても難しいのが現状です。さらに職員や生徒だけで行うことができることにも限界はあります。
資金面人員面が限られる中ではありますが、それでも今回多くの力をお借りして生徒の学習環境の整備が実現できたことは、この上ない喜びと充実感がありました。
ここまでご協力いただいたすべての方に感謝申し上げます。ありがとうございました。
本日の信濃毎日新聞で、先日完成した箕輪進修高等学校100周年記念誌が紹介されました。
このことに関しては、校長ブログでも紹介しています。
詳細はこちらをご覧ください。
本日箕輪進修高等学校同窓会総会が縄文会館で行われました。
令和6年度事業報告、会計報告及び令和7年度事業計画、予算案が審議され、すべて可決されました。

私からは100周年事業として行われた視聴覚教室の改修工事と、先日発行された記念誌の記事を掲載した「校長ブログ 同窓会総会編」をお配りし、お礼かねて説明をさせていただきました。
20250703_校長ブログ同窓会編.pdf
この総会を始める前に、同窓会役員の皆様と改修工事が完了した視聴覚室を見学していただきました。


ありがとうございました。
ところでこの度、同窓会の専用ページを開設いたしました。校長ブログの同窓会に関する記事をまとめて掲載しております。箕輪進修高等学校同窓会ページはこちら。
本日午後6時より箕輪進修高等学校産業教育振興会総会が開催されました。本会は長野県産業教育振興会と連絡し、本校の産業教育振興を図り、地域産業の発展に資することを目的とした会です。

会長のI様からは、
「トランプ関税が話題となっているが、それよりもっと深刻なのは技術がなくなっていくことであること、最先端技術を学ぶ理工系のゼミがなく、理化学研究所の研究が生かされていないことなどの課題がある。海外と比べかなり差をつけられている日本の製造業だが、学校にはぜひ技術力をつけられるような教育を面白く、楽しく行っていただきたい。学校卒業後工業系の中核となる社員を育成してほしい。」
とお話がありました。
改めて本校の役割、教育が地域に与える影響の大きさを実感し、企業の方の声を聴くことの重要性を感じました。
昨日より視聴覚室の工事が始まりました。
今回は100周年記念の事業として同窓会よりご支援をいただき、視聴覚室の机の撤去とカーペット交換(前半分)、冷房の設置をおこないます。


昨日足場を組んでいただき、本日は電気の工事とカーペットの交換をおこないました。
【Before】

【After】

広々としており、とても使いやすい教室になりそうな予感がします。
同窓会副会長のM様とも話したのですが、この視聴覚室を設置した当時は画期的な教室で、最先端の機器が入っていたと思います。しかし時代が変わり、教室にICT機器が設置された現在では、カセットテープとブラウン管テレビは、全く使われることがなくなってしまいました。とても大きな教室であるのにもかかわらず、ここを活用できないことが長年の課題でしたが、こうして同窓会のご支援のもと改修をしていただき、ようやく使いやすい素敵な教室に生まれ変わることができそうです。
工事はこれからエアコンを設置し、6月26日(木)には完成する予定です。
本日午後、学校評議員会が開催されました。
6時間目の授業参観の後、会議をおこないました。

学校からの説明の後、学力面、中学時代不登校だった生徒のその後や、特別支援教育、さらに箕輪進修高校の魅力について、評議員の皆様からご意見やご質問が活発に出されました。

特に少子化であるにもかかわらず、小中学校では不登校生徒や特別な支援を必要とする生徒の割合が増えている現状は皆さんご理解いただいており、箕輪進修高校の役割について忌憚ないご意見をいただきました。
今年度から令和9年度まで長野県教育委員会では「県立高校の特色化方針」が出され、各学校は特色をより一層明らかにしていくことが求められます。その方針策定には学校評議員の方のご意見は不可欠です。今回いただいた意見を今後の学校運営に生かしていきたいと思います。
お昼過ぎに同窓会長のO様が学校に百周年記念誌をもってきてくださいました。一昨年の令和5年に開催した百周年記念式典から約1年半。ついに記念誌が完成となりました。

同窓会長様のお話では、九十周年の4年前に今まで箕輪工業高校の時も記念誌は作られてないことがわかり、当時の同窓生が、「九十周年までには作ろう。」と話が出たそうです。
しかし、本校の歴史を調べていくと、すでに資料が箕輪町内ではなくなってしまったり、調べるのに大変時間がかかるものもあったため、九十周年での完成は断念し、「区切り良い百周年に発行しよう。」ということになり、百周年での発行となったそうです。
それでも記念誌の編纂作業は困難を極めます。
本校の歴史の調査や原稿の依頼、校正など多くの同窓生の英知を結集し、構想から15年という長い年月をかけてようやくこのたび完成となりました。
この記念誌は注文していたいただいた同窓生の方、県内の高校、県立、市町村立の図書館に配布する予定です。数に限りがありますので、同窓生の方でもまだご注文をされていない方がいらっしゃいましたら、できるだけ早くご注文ください。
一昨年式典が行われた100周年記念事業で同窓会より寄付をいただき、視聴覚室を改修することになりました。

4階にある視聴覚室は、かつてLL教室とも呼ばれ、1990年代には英語のリスニング学習やビデオの視聴などに頻繁に使われていましたが、教室に大型テレビや電子黒板が導入されるようになると、全く使われることがなくなっていました。

私がここ最近勤めていた高校では、視聴覚室を多目的室に改修し、学年集会などに活用していました。
その例を参考にして、この度寄付を活用し、視聴覚室の改修をしていただくことをご提案し、同窓会でも了承いただきました。同窓会の皆様には、寄付をしていただきまして、誠にありがとうございました。
今日は机を撤去します。
早朝よりM同窓会副会長様をはじめ、業者の方にお越しいただき作業開始です。

撤去した机をトラックに積みます。


机がすべて撤去されました。広々とした空間となり、いろいろなことに活用できそうです。

明日は机の配線で穴の開いている部分を埋めていただきます。
その後6月にエアコン工事を行い、6月20日までには、改修工事は終了予定です。