箕輪消防署長様が消火活動のお礼に来校しました
2025年4月8日 11時16分先週4月4日(金)午後2時半ごろ、本校東側の畑から火災が発生しました。
出張から学校に帰ると、近くから黒煙が上がっていて、焦げ臭いにおいがあたりに充満していました。Ⅲ部M教頭も気が付いて、2人で様子を見ていましたが、あまりにも煙が黒いので、私が事務室のTさんに相談してみてもらったところ、
「これは火事です。通報しましょう。」
ということでTさんが消防へ通報しました。
この日は風が強く、乾燥していて、消防車が来る間、火はどんどんと燃え広がえり、周辺の民家にも届きそうな勢いでした。このままだと本校の工業棟にも燃え移りそうでした。
Tさんのとっさの判断で、近くの消火栓を使って消火活動をおこないました。
Tさんがホースを現場まで引っ張り、M教頭が消火栓を開栓し、消火しました。
火事は大事には至らず、消防車も到着し鎮火しました。
今日午前中、今回の消火活動のお礼に箕輪消防署長様がご来校されました。
今回良かった点を挙げていただきました。
・「この煙はいつもと違う」という気づき
・不審に思い、通報を相談
・火災と判断し、すぐに119番通報したこと
・消火隊を待つ間に近くの消火栓からホースを延長し、初期消火をしたこと
今回その場に居合わせた3人の行動が適切であったこと、特に3人でチームとなり、消火を行ったチームプレーが、火災を最小限に抑えられたと評価いただきました。
私は第一発見者となったわけですが、その時は「これって、たき火かな。それにしては煙が黒いな。」と迷いつつも心配で、事務室に行ってTさんに相談しました。
今回の火災の原因は、農家の方の焼き畑の火だそうです。火災を起こしてしまった方もおっしゃっていましたが、これほどのことになるとは思っていなかったようで、最初は消火器で消火も試みたそうですが、どうにも消すことができず、困惑したとおっしゃっていました。
火災の始まりはちょっとしたことで、火事だと気がついたらどうにもならなくなり、あっという間に広まってしまうのですね。学校に燃え移っていたらと思うと、ぞっとします。
「おや?あの煙おかしいな」
この気づきと、1人ではなくチームで対応する、これが重要だったと感じました。
最近森林火災も全国各地で起きており、火災の怖さを知ると同時に、初期対応の重要性を改めて感じました。
ところで熱風にさらされたせいでしょうか。校内の桜はほとんどはまだつぼみでしたが、火災現場から最も近い桜が咲き始めました。火事の熱風は学校にも届いていたようです。